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 Amazon.co.jpアソシエイトキツネザルを知るために役立つ書籍をご紹介します。近日ビデオやDVDもご紹介できると思います。
タイトル部分にリンクのあるものは、クリックするとインターネットの本屋さん「Amazon.co.jp」の書籍紹介画面が開きます。




どくとるアイアイ
どくとるアイアイと謎の島マダガスカル
/島泰三著(八月書館)上下各\2000

理系の学者さんの本ときけば、おそらく多くの人は堅苦しくて小難しい文章なんだろうなぁと身構えるでしょう。でも、この本を読めばきっとビックリしますよ。どくとるタイゾーの豊かな想像力と表現力に圧倒されることでしょう。
アイアイがまだ幻に近い存在であった時代、勇敢にも謎の島マダガスカルに乗り込んだ島先生とゆかいな仲間たち(!?)のとってもエキサイティングな冒険。日本の常識が通じない豪快なマダガスカルの人々に感心させられたり、いつの間にか幻想の世界に遊ぶ島先生の軽妙な文章に翻弄されたり、上下巻2冊の長さを忘れさせます。アイアイ以外にも、旅の途中で出会ったありとあらゆるキツネザルたちが登場します。レムールたちの悩殺的なかわいさに、あなたもクラクラくること間違いなし。


親指はなぜ
親指はなぜ太いのか―直立二足歩行の起原に迫る
/島泰三著(中公新書)\880

「人間はいかにして進化してきたのか」…いつの時代も人々の関心を集めてきたテーマ(だって自分自身の起源に関わることだもんね)に我らが島泰三先生が果敢に挑む!大変な労力と時間をかけた探索・観察・研究・考察の末に島先生がたどりついたところとは!?…それを880円で知ることができちゃうなんて、ちょっとズルイかも。
本の前半は原猿についての記述です。先生の愛情あふれる文章がキツネザルファンにはたまらないです。1冊で2度おいしい本です。


アイアイの謎
アイアイの謎
/島泰三著(どうぶつ社)\1500

島先生のアイアイ研究の集大成。アイアイ研究の歴史から彼らの生態、社会、食性…そして今危機に瀕している彼らのおかれた環境について。
平易な文章と豊富な写真資料で生物学初心者にもわかりやすい本です。アイアイの「これが猿??」とびっくりするような耳、歯、指の謎が解明されます。
しかし、何冊か本を読んでいてなんとなく気づいてはいたのですが、生物学研究者の世界も色々あって大変そうですね…。


はだかの起原
はだかの起原―不適者は生きのびる
/島泰三著(木楽舎)\1995

「人間はナゼはだかなのか?」…これって、考えてみたらものすごく不思議ですよね。はだかの皮膚で生きていくって、動物としてとても不利なことではないですか。
そんな人間のはだかの起源を探っていくと、ダーウィンやその他有名な人間の起源説にはインチキな匂いがプンプンすることがわかってきちゃうんです。そこに容赦ないツッコミを入れまくる島先生の筆の冴え!
果たして、人間はどこからやってきたのか…!? これを読めば現代を生きるホモサピエンスとして、気持ちを新たに今後を生きていく気構えが生まれますよ!


サルの社会とヒトの社会
サルの社会とヒトの社会―子殺しを防ぐ社会構造
/島泰三著(大修館書店)\2310

島先生が今までどんな風に霊長類を研究してこられたのかがよくわかります。また、日本の霊長類学界のしくみや歴史もよくわかります。おかげ様で、色んな霊長類関連の本を読んでいてなんとなくひっかかっていたモノがとれました。
色んなサルの「子殺し」の事例を比較して、霊長類がその環境によって、生き方や行動にどんな影響を受けるのかを明らかにしていきます。そして、なぜヒトには「わが子殺し」があるのかを考察します。今、こんな時代だからこそ、ヒトという動物として、改めてどう生きるべきかを考えるための手助けになる本です。


適応放散
マダガスカルの動物―その華麗なる適応放散
/山岸哲編(裳華房)\4200

そこに生活する生物の大半が固有種であるマダガスカル。その貴重な生物たち(レムール、陸上哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類)の生態や適応放散について解説した本。読みでがあります。本来は生物学の学生さんの教科書用なのでしょうか?高いです。
表紙のかわいこちゃんはメガラダピス科イタチキツネザル属のミルネエドワルイタチキツネザルです。まるでぬいぐるみ。


自然紀行
マダガスカル自然紀行―進化の実験室
/山岸哲著(中公新書)\680

鳥類学者によるマダガスカルに学術調査旅行記。旅の途中で出会ったレムールたちも紹介されています。
キツネザルファンにとってベレンティ保護区での滞在記はとても興味深いものです。またカラー口絵にはネズミキツネザルとイタチキツネザルの伏し目がちの魅惑のショットが。


適応放散
マダガスカル
/ユベール・デシャン著 木村正明訳(白水社)\980

フランスの歴史・地理学者によるマダガスカル研究本。
原猿類を勉強する上で避けては通れないマダガスカルの地質学上の歴史や現在の地形などが詳しく記述されています。また、ちょっと気になるマダガスカルの植民地としての歴史も。もちろん動物相に関するページもありますが、ほんのわずかです。
執筆されたのがちょっと古い時代なので、時差を感じる部分もありますが、マダガスカルを知る上で参考になる本です。


Lemur Landing
Lemur Landing: A Story of a Madagascan Tropical Dry Forest
/Deborah Dennard & Kristin Kest著(Soundprints)\1851程度

ネット本屋さんアマゾンでキーワード「lemur」で検索すると一番ひっかかりやすい本です。私が購入したのはハードカバーの絵本です。他にもカセットやぬいぐるみ付きのペーパーバックもあるようです。
お話は絵本なので、とても単純。朝起きて、ごはんを求めて森を巡回するワオキツネザルの一日を追います。絵本の命は絵のタッチです。この作品の絵はリアルでありながら可愛さも捨てていません。なかなか素晴らしいと思います。